怒りのマネジメントについてコーチングコミュニケーションの観点から考える
今回、
継続したコーチング研修の効果を日頃からお聞きされていて、ご自身の職場でもコーチング研修を実施したいと思ってくださった方よりご連絡いただきまして
佐世保市の子ども発達支援やまびこ学苑の全職員の皆様とコーチングコミュニケーション研修を実施いたしました。
やまびこ学苑様は長崎県内に11施設ありまして、
オンラインと対面のミックス研修となりました。
いただきました研修テーマは
『アンガーマネジメント研修』でした。
こちらのテーマを
『コーチングコミュニケーション』で考えていくなら…
とひたすら考え、コーチ仲間のお力もお借りしながら、
とにかく「これやってみよう!」とすぐに実践したいと思える状態、また、気付いたら研修内容に関してアンテナが立っていたという状態になっていただけるように、
【怒り】をコーチングコミュニケーションの観点から分析し、怒りを悪、敵、とせずに怒りを活用していけるような研修をつくらせていただきました。
作成する中で感じていたのは、
「怒りをマネジメントしていくって、自己対話(自分とのコミュニケーション)でどうにかなるものも多いのだろうな。」
ということでした。
結局はコミュニケーション能力があるかないかになるのですが、
これは怒りだけに限らず、いろいろな感情と上手く付き合いながら生きていくためには一度考えていた方が、自分をより大切にできると思うんだけどなぁ〜と考えを巡らせていました。
・感情のコントロール
・自分とのコミュニケーション
これは今、子どもたちに身についてほしい力ではないでしょうか。
ただ、コミュニケーション能力は身近な大人の影響を受けやすいので、実はこれは大人にも求められているのかしれません。
さて、現在、約30名の方がアンケートをご提出くださっています。結果を少しご紹介させてください。
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問)今回の研修内容は今後仕事で活かせると思いますか。
に対しまして
100%【はい】
とご回答いただいています。
皆さんその理由もご記入くださいました。お一人様ご紹介させていただきますと
「そもそも怒りがどこから出てくるのかさえ考えた事がなく自分自身や子ども達の行動や言動がそこからきているのかと腑に落ちたからです。」
とお答えくださった方がいらっしゃいました。
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問)コーチングコミュニケーションに関してもっと知りたいと思いましたか。
に対しまして
96.7%【はい】
とご回答いただいています。
こちらも理由をお一人様ご紹介させていただきますと
「アンガーマネジメントをしたいが、なかなか実現が難しいと捉えていたため、今日のような内容だと実現可能なことが多く、職場環境のより良い改善や、支援の質の向上につながると感じたからです。」
とお答えくださった方がいらっしゃいました。
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その他様々な理由もご回答くださり、ご感想の中にも嬉しいお言葉をたくさんいただいております。
皆様本当にありがとうございます。
そして何より嬉しかったのは、
今回の研修内容を活かして、各校で内容を深める研修をやってみたいと考えてくださっていることでした。
コーチングコミュニケーションは全体でどれだけ意識を継続できるかで成果が変わってきます。
そこにすでに取り組もうとされている皆さんの根底に
【子どもたちのために】
という思いが宿っているからこそ意識が高まっていくかもしれないなと、研修にとても熱心に取り組んでくださった皆さんの表情を思い出しながら考えておりました。
今回の研修を実施させていただくにあたり、私も「怒り」にアンテナが立ちました。
日常生活で怒りのキャッチ、怒りの分析を少し楽しめるようになりました笑。コーチングを学び続けていたからこそ、過去あんなに怒りと戦い、自分を責めるほど怒りに負けていた日々を送っていたのが嘘のようです笑。
怒りと共存し、怒りを上手く活用していきたいものです。
やまびこ学苑の皆様、研修へのご参加誠にありがとうございました。