長野県立大学四年生の皆さんとのコーチングの授業②

皆さんのような考えを持った保育者や教育者が増えた先に…

【目指す未来】

『様々な考えがあればあるほど、より良い保育を見いだせるのではと思う。その為には自己理解も他者理解も、良好な関係性も必要であると考えたから。』

長野県立大学の保育者を目指す学生さんにいただいた、
「保育・教育の現場に、コーチングコミュニケーションの考え方が必要だと思う理由」
の回答です。
 
 
このように考えてくださる保育者や教育者が増えたら、
子どもたちはどんな環境で育つことになるでしょうか。
 
 
《いろんな人がいるから良いものが生まれる》

学校の先生をしていたころはこういう思考は全くありませんでした。

おそらく無意識にも
自分が正しいと思い込んでいるので
自分と違う考えは正さないといけないと思って
人と(特に子どもと)関わっていたのかもしれません。
 
あの頃
学生さんのような思考が持てていたら

もっと自分が存在する意味や、自分の存在価値、自分という人を大切に思える気持ちを感じられる人を増やし、

みんながいるからこそ、より良いものを生み出していくことができる、というメッセージをキャッチしてもらえていたかもしれません。
 
 
 
今、保育者や教育者の皆さんに
コーチングコミュニケーションでお役に立ちたいと
全国のメンバーと活動していますが、

私がなぜここまで保育・教育の世界にこだわっているかと言いますと、

自分を大切に思いながら、自分にしか歩めない人生を、人と関わりながら夢中になって生きる人の価値観やアイデンティティに、できるだけ小さな頃からふれておくことで、

自分も相手も大切しながら生きる人が増える世の中になっていくと思っているからです。
 
 
別の言い方をすると

「楽しい」

という言葉が自然と生まれる人の中で育ち、そういう人に成長していくことで、

自分も相手も大切しながら生きる人が増える世の中になっていくと思っているからです。
 
 
自分の言動と心の内で思っていることや感じていることとのギャップが限りなく少ない状態で
気持ちを楽に穏やかに安心して生きられる環境では

自然な

「楽しい」

が生まれやすいように思います。
 
 
その環境は
自分も相手も大切に思える人だからこそ作り出せるものではないかと思うのです。
 
 
自分の言動が
相手の自然な「楽しい」
を邪魔していないかを振り返りながら
自分の自然な「楽しい」
もまた同時に追いかけられるような環境を作っていくために

そして
みんながいるからこそより良くなる
という考えを広めていくためにも

引き続き、
保育、教育関係者の皆さんのご意見をお聞きしながら活動をしていきます。
 
 
 
長野県立大学の四年生の皆さん
2日間にわたりご一緒くださいまして
ありがとうございました(^^)

皆さんのご感想から
皆さんと関わる子どもたちを想像すると、
生き生きと過ごしている表情が浮かんできます。
来年度からの現場でのご活躍を願っております。
 
 
 
写真2枚目
宅急便さんが来たので玄関を開けると…


「楽しい」時間だったことを願います。
いろんな考えがあるからより良くなるんだもんね。笑。
片付け…て。

保育者を目指す学生さんと