コーチングコミュニケーションをなぜ学ぶ?
【私の思い強めですが…】
長崎県佐世保市にあります
かいぜ保育園さんで
ナーサリーコーチングの研修でした。
土曜日の朝8:00〜12:00
4時間という貴重なお時間をいただき
コーチングコミュニケーションが保育、教育の現場でどう活用できるか、皆さんと考えていきました。
考えることや、自分や人との対話を通して、自分が持つコミュニケーションの特徴、癖、傾向などを知り、
これまでの日々の無意識な何気ないコミュニケーションが、相手の成長を応援するコミュニケーションになっていたか、ということを振り返る時間でもありました。
さて、
「ナーサリーコーチング」とは
「コーチングコミュニケーションを学ぶ」とは
どういうことでしょう。
例えば
運動会の全体練習をする時間が近付いても
遊びをやめようとしない子どもに対して
「ほら、もう行くよ。」
と発した時
と
「そっか〜。もっと遊びたかったんだね。」
と発した時
があったとします。
その時々で発した声かけが
良い声かけか悪い声かけかを判断する基準を学んだり、良いと判断した声かけを意識して増やしていくということがコミュニケーションを学ぶということではありません。
そもそも
良い声かけ、悪い声かけって、誰が決めた判断基準でしょうか。
声かけを受ける子どもはその誰かが良いと判断した声かけを望んでいるでしょうか。
発した声かけが良いとか悪いとかではなく
自分が日ごろ無意識に何気なく発した一言に
「どうして私、今、ほら、もう行くよ。って言ったのかな。」
「今の一言に思い込みや決めつけってなかったかな。」
「子どもの成長のための一言になっていたかな。」
「子どもが遊びたい気持ちにストップをかけることに何か影響はないかな。」
「今の一言は、園全体が目指すところに沿った声かけになっていたかな。」
「言葉を発した時の自分の気持ちの状態はどうだったかな。」
など、意識を向けて考えられるようになることがコミュニケーションを学ぶということです。
今回の研修では
継続してコミュニケーションを学び実践していくと、今と何か違いが出てきそうか想像していただきました。
その中で
『深く考えずに子どもに指示することが減ると
単純に子どもとの会話が増えて、
会話からお互いを知ることができ、
子どもが自分で考えていけるように選択肢を増やす会話ができれば、
先生は自分に向き合ってくれていると思って
信頼関係に繋がっていきそう。』
と話してくださる方がいらっしゃいました。
皆さんはこういうお声を聞いて何を考えますか。
社会全体でコミュニケーションが大事、必要と言われ続けて長い月日が経っていると思います。
いよいよ
「自分のコミュニケーションは問題ない」
という無意識の思い込みに社会全体が意識を向け、
(問題ないという思い込みは、私は成長しませんと言っているのと同じかもしれません。日々の無意識な何気ないコミュニケーションがずっと変わらない人の思い込みとも言えそうです。)
コミュニケーションを理解した上で、日ごろの無意識な何気ない一言に意識を向けられる人を早急に増やさないと、どんどん信頼関係を築けない人、相手が望まない関わりをしてしまう人を増やしてしまうかもしれないですね。
「ナーサリーコーチング」
「コーチングコミュニケーションを学ぶ」
というのは自分が実際体感しながらじわじわと理解が深まっていくものなので、言葉での説明で理解していただけるものではないかもしれませんが、
自分のコミュニケーションに危機感を持って、コミュニケーションを学び実践していく中で、
これは早急に広めていかないと、
自己肯定感も、いじめも、孤独も、自殺も、
どんどん悪化していくという危機感を感じ、
勇気を持って一歩踏み出し、コミュニケーションを広める活動をしている人たちが全国にたくさんいるということをぜひ知っていただきたい思いでいます。
園全体でコミュニケーションを意識し、継続した学びから変化すること選択される
《かいぜ保育園》の園長先生はじめ先生方
いつも本当にありがとうございます。
先生方の実践をどんどん発信していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今回は
ナーサリーコーチング長崎チームメンバーと
なんと沖縄から、ナーサリーコーチングを学んでいる園さんを自分の目で見て、感じたい!とコミュニケーションを学ぶ方々の思いを感じにはるばる海を越えて仲間が来てくださいました。
同じ志を持って活動する仲間といる時間は次への活力になります。
今年もあと4か月
全国のナーサリーメンバーと共に動いていきますよーーー!!!