南島原市キャリア教育支援事業

市内の高等学校の生徒さんにコミュニケーション講座

南島原市キャリア教育支援事業
高等学校コミュニケーション講座

今年度も高校生との授業が終了しました。

毎年の生徒さんたちの授業の様子やご感想を見られて、キャリアを考える上で、また自分の人生を歩んでいく上で、自己肯定感を高めるきっかけになったり、自己決定をしていくために大切なことを学んだりすることができるということを感じていただき、市内にある2校の高等学校で受け入れていただいている授業です。

昨日は島原翔南高等学校の一年生の皆さんとの授業でした。

キャリアを考える上でも、もっとも大切になるのはコミュニケーション。

コミュニケーションといっても、自分とどんな対話をするかというところ。

私がコーチングを学ぶ前は、自分が自分と対話をしているという感覚も視点もなく、無意識の自己対話による言動に悩み、苦しみ、自分を傷つけ、隠し、見ないように蓋をし、自分はこういう人間なんだと思い込んで人格を固定し、ただただ無意識の選択の中で生きていました。

無意識ながらも自分で選択しているのです。

だから変わらない。
繰り返していく現状維持、もしくは衰退。

今を生きる大人がここなら
これからを生きる子どももここ。

自分との対話を意識できれば
自分との対話の質が高まれば
言動は変わる。

これが現状維持からの脱却、そして成長。

子どもたちには
あれがしたい
これがしたい
という自分の素直な自己対話による選択をしてほしい。

親に迷惑をかけないように
周りを心配させないように
自分が我慢すればいい
自分はこれでいいんだ
みんながそれで安心するなら自分は…

そんな思いで選択をしている子どもたちはたくさんいます。

それが決して悪い選択だと言っているわけではありません。

子どもたちが心から望み、喜びとなるなら最高の選択だと思います。

もしも、上記のような思考パターンで自分を納得させながら選択した先に、自分の可能性や成長に期待する選択、目標に全力で向かう選択、失敗を力に変える選択、やりきった達成感につながる選択が待っていないようであれば、何か別の選択があってもいいのではないかと思うのです。
 
何が正解なのかはもちろん分かりませんが、いつかのタイミングでこの日の授業が誰かの支えとなり、前を向くきっかけになるならばと毎年お届けしています。

昨日も生徒さんたち一人一人の表情、態度、言動にふれさせていただきながら、何か感じていること思っていることがあるのだろうなとキャッチできることがたくさんあり、対話をさせていただきました。

皆さん自分のことを話してくれるのです。

最後に

「自分はこういうことは普段書かないけど、今日は自分のことが書けたのがよかった」

と、ある生徒さんが話してくれました。

ここから感じられる生徒さんのことも含め、私が個別に関わることができた生徒さんとの対話で感じたことなどを先生にお話させていただいたのですが、生徒さんの一面を知り、喜んでくださいました。

学校の先生に喜んでいただけるのは本当に嬉しいです。

いろんな大人と関わることで、子どものいろんな一面を見ることができる。

そうやって子どもたちが自分を広げていけたら自己対話も自己表現も自己決定もどんどん自分色が濃くなっていくのではないかなと思う時間になりました。

今年も南島原市の絶景がご褒美でした🏖