コーチングコミュニケーションの必要性
「どうせこっちにしてってことやろ」
「はいはい、何回も言わなくても分かってるんですけど」
「これ以上言ったらやばいよね」
「また始まった…面倒くさっ」
「なんで思い通りにさせられないといけないの」
「何か言われそうだからやめとこう」
「これは怒られるな」
「言っても無駄やな」
「言う通りにしてた方がまし」
…
これ
私が子どものころ、大人の関わりに対して持っていた思考(心の声)です。
もしかしたら大人は、
記憶にも無く、無意識に何気なく、むしろ子どものためと思って取った言動だったかもしれません。
ただ、事実、
私の思考は生まれてしまいました。
この思考だと
自分の素直な気持ちや思いや考えを
言わない選択をするのも納得だと思いませんか。
言ってしまうと自分には都合が悪いことが待っていそうですし。
きっと言わなきゃよかったとなるでしょうし。
そこに負けまいと立ち向かうほど、私の心は強くありませんでした。
こういう経験が繰り返されると厄介です。
自分が安心していられる場所や自分の思いを話せる人を探そうとすればまだいいのかもしれませんが、
そういう場所はないし、そういう人はいないんだという思い込みになってしまったらどうでしょう。
『どうせ…』
という言葉がどんどん生み出される思考になり
「どうせ私なんか」
「どうせ誰も分かってくれない」
「どうせあの人が言ったんだ」
「どうせあの人はこう思っているはず」
などと
自己否定、他者批判のオンパレードになってしまいます。
こういう思考はいつしか癖となり、
自己否定、他者批判があたりまえとなってしまうでしょう。
癖を無くしていくには相当な意識と時間が必要です。
癖だと気付かなければ、癖が自分や周りに与える影響に気付かないまま、ずっと人生を歩んでいくことにもなりかねません。
そして、これがまたさらに悔しいことですが、
自分が大人になると
過去嫌だった大人の関わりを
同じように子どもにしてしまうということが起こることもめずらしくないということです。
(本当に悔しい…)
それは何を意味するか
同じような思考を無意識に子どもに与えてしまうという連鎖を引き起こすことを意味します。
私はたまたまコーチングコミュニケーションを学ぶことに一歩踏み出せたので、
自分の思考の癖の存在に気付けましたが、
もしあの時一歩踏み出さなかったら
今、娘たちは私のコピーになっていたかもしれません。
今はできるだけ
子どもの自然な自己表現を邪魔しない関わりを意識していますが
私の癖が完全に抜け切ったわけではないので、
自分の体調や気持ちの状態や、置かれている環境などのバランスが崩れると癖が発動することもあります。
日常で癖ができるだけ発動しないでいいようにコミュニケーションを意識することこそが今ではあたりまえになっていますが、
ここまで来るには時間がかかりました。
ですが、
自分の一生で考えたとき、
子どもの一生で考えたとき、
この数年でずいぶんと大きな価値を得たような感覚です。
今、
マザーズコーチングスクールでは
新しいプログラムのご提供がスタートしています。
小学生以上のお子さんとの関わりをあらためて考えてみる機会にしていただきたい内容です。
思った以上に
子どもは大丈夫ではありません。
そしてそれは
対大人にも言えることです。
相手が持ってしまっているかもしれない思考の癖、そしてそれはどんな言動から生まれる可能性があるものなのかを一緒に探してみませんか。
たくさんの方々とこのプログラムを通して子どもたちの思考や大人の思考について一緒に考えてみたいと思いましたので、募集させていただきます。
保護者さんだけでなく、園や学校の先生方とも考えていきたい内容です。
☆新プログラム☆
【マザーズコーチング+plus】
▶︎これまでマザーズコーチング(アドバンスコースまで受講済)を受講されたことがある方
→3か月間(6月まで)の特別料金設定(全国一律)で受講可能
時間:2時間程度
教材:お手元のテキストと「+plus」の資料
受講料:6600円(税込)
▼マザーズコーチング未受講の方
時間:ベーシックコース2時間半程度
アドバンスコース2時間半程度
教材:通常のマザーズコーチングテキストと「+plus」の資料
受講料:16500円(税込)
※講座の日程はご希望をお聞きしてから決定いたします。
お申し込み・お問い合わせはこちらから
https://forms.gle/7AfYayG3VrWELsM7A
フォームからお問い合わせも可能ですが、直接メッセージでも構いません。
ご不明な点がございましたらお気軽にお声掛けください。