園にナーサリーコーチングを導入する価値

世知原保育園さんの取り組み

【緊急に対応が必要になる前に動けるかどうか】

写真は、世知原保育園さんのナーサリー研修委員の皆さんが、みんなで成長を感じるために作成された掲示物です。

右側下あたりの
《子どもの笑顔が増えた》というお言葉
一際目を引きます。

世知原保育園さんのナーサリー導入6年目は
給食室のお2人、主任さん、リーダーさんの4人で、園のコミュニケーション全般をサポートしていく体制で進めてこられました。

前半は、研修委員の皆さんが園内お話会を開催されて、先生たちとワイワイおしゃべりしながらも、自然と相手を知ることができる対話を重ねながら心地よい空間を作ってくださっていました。
園長先生と私は、横の方で頷きながら笑いながらただただ座っているという笑。それがまたいい感じで。

研修委員さんと先生たちが自分たちで働きやすい職場を作っていく。

これまでの5年間があったからこその6年目になっているのではないかと思います。
 
 
 
写真左下のナーサリースタート時の気持ちから、右上に向かって変化していますが、まぁなんとスタート時のリアルなお声!
ナーサリースタート時によく聞くようなお言葉です。

それがだんだんと変化していく要因は園さんによって様々ですが

導入園さんから共通してお聞きすることは

・全員で同じ学びを同時にスタートしたこと
・同じ学びの中で生まれた共通言語を日常会話で使えていること
・全員で続けていること

かなと思います。
 
 

ただ、これは、世の中に数多くある研修でもやっていることだと思われるかもしれません。

では
『ナーサリーコーチング』は他と何が違うのか

それは

《意識の連鎖》

です。
 
 
新しい学びを取り入れる中で大半の人がいい内容だったと思うような研修であっても

「それができたらいいんだろうね。でもさ、現実無理。」

「こういうのって、すごい人たちがやることだよね。私には関係ないかな。」

と、どこかで捉えている人は多いのではないかと思います。

これまで頑張ってやってきたことを否定したくないし、今は特に問題ないと思っているし、現実、自分には無理なんだ、関係のないことなんだ、としておきたい気持ち、ありますあります。

新しいことに取り組むにはいろいろと考えなきゃいけなし、難しそうだし、面倒で、大変。何よりそんな時間ない。

という感覚
ありますあります。

それは自然なことかと。

誰だって、自分は間違っている、と思いながら仕事をしているわけではないし。信念持って必死で、これでいいんだ、大丈夫なんだと思って頑張っている。

だから
新たに《やってみる》を選択するのは気が進まない。
 
 
 
そのままで問題ないのであればいいのかもしれないけれど

いろんな業界も同じだと思いますが
日本の保育業界の現実は

・保育者不足
・離職率の高さ
・配置基準問題
・働き方改革
・不適切保育
・保育の質の担保
・職場環境、人間関係 など

課題が山積み。

国の制度が変わらなければ…というところは今すぐ自分たちがどうこうできるものではないので

それ以外で手を打てるところにいち早く着手し、結果、問題が大きくならないように、未然に防げるように、予防やメンテナンスに時間もエネルギーもお金もかけていることになっているのが
ナーサリーコーチング導入園さんではないかなと思います。
 
 
 
全員がナーサリーコーチングに対して同じ受け止め方をして、全員同時に意識改革がスタートするわけではありませんが、

ひとり

またひとり

と連鎖し始めます。

誰かひとり
何気ない自分の言動に意識を向けて、ちょっと試したら子どもの反応が変わった。

という効果を誰かに共有する。もしくは実際にそういう現場を見られている。

同じ学びをしている周りの人が、またちょっと試してみる。

という流れが生まれ、

そうこうしていたら全体に共有できるタイミングになり、みんなで共有する。

それを
受け止めてもらう。
承認してもらう。

という場が作られて、また報告できるようにやってみようかなという気持ちが芽生えていく。

これは一例の流れですが、このような感じで、全体でナーサリーを数年続けていると、いつの間にか無意識に自分の言動を振り返る癖がつき、自分が振り返って思ったこと考えたことを誰かや全体に共有できる環境の中で対話する機会が自然と増え、結果、園が目指す方向に近づいていく。
 
 
これがナーサリー。
園の数だけ流れがあり、ストーリーがある。
 
 

ナーサリー独特の《場づくり》が提供できるように、一定の基準をクリアしたナーサリートレーナーは、日々インプットとアウトプットを繰り返しながら、園全体をサポートできる状態を維持、向上していくためにメンバーで学びを深め合っています。
 
 
 

さて
どんなにコミュニケーション、コーチングの知識やスキルを学び、理解し、習得し、日常で使っていても

相手がキャッチボールしたいと思うコミュニケーションになっているかどうかは分かりません。

キャッチボールしてもらえるように高めたい
コミュニケーション力は、自分と向き合う力。

《いかに自分と向き合うか》

というところに、相手とのコミュニケーションのカギは隠れているもの。

 
 
園全体で一人ひとりが自分自身と丁寧に対話をしていく。

それが自然と広がっていくのがナーサリーコーチング。

 
 
写真の中の『子どもの笑顔が増えた』
というお声は

自分と丁寧に対話したことで、自分の笑顔が増えたということ。

子どもは鏡。自分を映し出してくれる。
とよく言うけれど
本当そうだなと。

自分や園の成長が目に見えて分かりますね。

はぁ〜
いいため息が出るくらいナーサリー導入園さんのお声が心に沁みます。
 
  

ナーサリーコーチングの理念
《保育って、こんなに楽しいんだ!》
と自然と思える保育者を増やしたい。

そう、ここなんです。
 
ナーサリーコーチング
https://nurserycoaching.com/