幼稚園研修で見た「ぬるま湯化」を防ぐ工夫
時間がなくて…という理由から、外部研修を行わない園も少なくない中、あえて学びの機会をつくる姿勢に、子どもと向き合うプロとしての意識の高さを感じます。
今回、研修の冒頭では、「安心して発言できる状態」と「安心して発言できない状態」の違いをみなさんに考えてもらいました。
安心して話せる空間があるかないかで、先生一人ひとりの成長も、子どもたちの成長も、園全体の成長も、変わってくる。そして、その積み重ねが、園が長く続いていけるかどうかにもつながっていく。まずはそのことを、みなさんの想像と言語化で認識してもらうところから始まりました。
「安心安全な空間」は、浸透して慣れてきたときほど、知らないうちに緩んでいくもの。今回の研修では、その土台を確認したうえで、ぬるま湯化に気づき、脱却する方法をみんなで考えました。
出てきたのは、
・日頃から褒め合う機会を持つこと
・みんなで振り返ること
・同じ目標に向かってフィードバックし合うこと
・ぶれない保育観を伝え合うこと
・第三者との関わりから新しい刺激を得ること
・いつもと違うことをしてみること
・そして定期的に見直す機会をつくること
どれも特別なことを導入する必要はなく、日常の中に仕組みとして組み込めるものばかりでした。
すでに、こういう取り組みをされていらっしゃる中で、あらためて全体で確認していく機会を持たれることが、この園さんが成長し続ける秘訣なのかもしれません。
コーチとして関わる中で感じるのは、「意識し続ける」ことの難しさです。だからこそ、お互いにハッとする時間を設定することも必要なのだと思います。
研修は1時間でしたが、
「今のタイミングで全体で話せてよかった」
「思いを共有できて、また頑張ろうと思えた」「ちょっとぬるま湯に自分が浸かってたことに気づいた」
などのお声をいただきました。
この積み重ねが、子どもたちのためになると信じて、忙しい毎日の中でも、こうした時間を持ち続ける先生方の姿勢を、これからも応援していきたいです。
