子育てにじっくり向き合う時間の中で
【子どものためを思う気持ちは日々の関わりにどう影響しているか】
埼玉県にある小学校の保護者さんと
子育てについて考える時間をいただき
講演会を開催させていただきました。
これまで多くの保護者さん、子どもと関わる方々とお話してきましたが、いつも感じるのは
《子どものためを思って》
という気持ちです。
皆さん
《子どものために何ができるか》
という思いは無意識にも子育ての前提に置かれているのではないかと思います。
その思いが日々の子どもとの関わりに乗せられて、子どもに届けられていると思います。
ただ、
その関わりは本当に子どものためになっていますか?
と問われたらどうでしょうか。
自信を持って
「はい」
とは、私は言えません。
「この関わりが子どものためになっていると言える関わりだ」
というような子どもとの関わりの正解はありません。
よっぽど意識して長期的に子育てを捉えて必要だと思うことを具体的に実践しているとまた違うのかもしれませんが、
それでも大事な視点を見落としてしまうと、知らぬ間に子どものためになっていないことが起こるかもしれないということは認識しておきたいものです。
今やっていることが自分の中にある「これが正解だろうな」という、なんとなくな、曖昧な基準で判断して実践していることだとしたら、もしかしたらすでに子どものためになっていない状況が起こっているのかもしれません。
私たち大人が見落としたくない視点は
《子どものためになっているかどうかを私たち大人側だけで判断することはできない》
ということです。
大人同士の関わりにおいても同じです。
相手のためになっているかどうかはこちら側だけで判断することはできません。
こういう視点を見落とさないためにも
人との関わり、人間関係に関しては一度でも体感したり、学んだりしていただきたいと思って活動しています。
私たちは人であり一人で生きているわけではないですからね。
「なんとなく…」
の実践で、後々の不都合が生まれないように…
と、なんか偉そうに書いてしまいましたが
先日の講演会でも
私の娘との関わりを赤裸々にお話させていただきながら、まだまだ私やっちゃってるなと反省したところです。
娘よ、いつも気付きをありがとう。フィードバックのおかげです。
ということも含めて
日々の子育てでまず何が意識できそうか
保護者の皆さん、子どもに関わる方々と一緒に考える時間を作っています。
今年も
講座や講演会、研修等を通して子どもとの関わりについて皆さんと一緒に学ぶことができればと思っています!
先日の講演会にご参加くださった皆さま
ありがとうございました。