長崎県佐世保市の春日幼児園さんの今
【これから必要とされる力がすでに育まれている園さんの紹介】
『んー…自然とそんなふうに…』
職員さんが発したお言葉で
園内の人間関係の現状と
これから先どんな未来につながっていくか
ということが想像できました。
《備えあれば憂いなし》
これまで大事にあたためてきた人と人とをつなぐ関係が意図せず備えとなっており、必要なタイミングで自然と発揮されたのは、人間関係の力。
人間関係の力を高めていると
【自分はその人やその出来事、その環境、状況と関係がある】
という認識になりやすい。
これは、いざという時には特に必要な認識かと。
春日幼児園さんの人間関係の力が高まる要素の一つは
【話す】
ことだと感じます。
(ただの「話す」ではないことはご理解ください)
昨夜の研修で
「仕事のことでもプライベートのことでもいいので、最近の出来事や聞いてほしいことなど話していきましょう」
という時間を取りましたが
『普段よく話してるから何話したらいいんだろう…』
というお声が。
(クラスによっては普段話せないことをあらためてじっくり話す機会が持てて良かったというお声もいただいています)
1年間の振り返りをしていても
『たくさん話して情報を共有できた』
『みんなで一緒に話し合いながら進めることができた』
というお声なのです。
全国の園さんのお声をお聞きしていても
「なかなか話す時間がなくて…」
というのはよく聞くお声です。
話したくても話す時間が取れないというのが現状なのです。
ただ、現場の目まぐるしい忙しさはきっとどこも同じ中で、春日幼児園さんはなぜ話ができているのでしょう。
もしかしたら、話す時間があったから話せたという感覚とはまた違って、一緒に保育をやる中で、保育中のやり取り含めて話せたという感覚が残りやすい関係性の中で仕事をされていらっしゃるのではないかなと感じました。
冒頭の
『んー…自然とそんなふうに…』
同じフロアにいる3クラスの連携ができたというお話でしたので、それは何があったから連携できたのでしょう、とお聞きした時にいただいたお言葉だったのですが、
連携が必要なタイミングで、お一人お一人がその状況と関係があるという認識の中で動かれた結果の《連携》だったからこそ《自然と》というお言葉になったのではないかと思うのです。
人間関係の力は短期間で育まれるものではありません。ただ、これからの時代には欠かせない力であることは間違いないと証明いただいたと思って、引き続きナーサリーコーチングを届けていくことが今出来ることの一つだなとあらためて認識することができました。