この園でよかったと思える職場環境とは

職員が握る目指す方向性を明確にする

「ありがとうを伝え合う職場にしよう」
そう掲げるだけで、ありがとうは増えるのか。
 
 
昨日は、光こども園さまの研修でした。
春から続けている、園の「向かう方向」をそろえるプログラムの一つです。

これまで、園長先生をはじめリーダーの先生方と何時間もかけて言語化に取り組み、ようやく生まれた言葉を、職員の皆さんと共有しながら進めてきました。

そこから、現場での実践、子どもたちの成長や反応、先生一人ひとりの想いをさらに言葉にしていくと、新たなテーマが誕生しました。

このテーマを先生全員で握ったとき、一人ひとりが走りやすくなるのか。
これまで以上に「保育が楽しい」「この園でよかった」と思える環境になっていくのか。
これから現場で実践していただきます。
 
 
そのテーマの中にある「ありがとう」という言葉。
園長先生がずっと発信してこられたメッセージの中にもある言葉です。
気づけば、皆さんが大事にしてきた言葉でもありました。
それが今回テーマに入ってきたのは、きっと必然だったのだと思います。
 
 
研修では、
「ありがとう」が自然と生まれるのは、どんなときだろう。
そのような問いを一緒に考える時間にもなりました。

感謝の気持ちは、強制するものではなく、
自然と湧いてくるもの。

でも、忙しくて余裕がないとき、自分ばかりがんばっている気がするとき、ありがとうはなかなか出てきません。
そのときの状態や環境によって、「ありがとう」が生まれにくくなることも、皆さん感じていらっしゃいました。

だからこそ、まず自分への「ありがとう」を忘れていないか、という問いが、皆さんの中にも生まれていたようでした。
 
 
グループからは、
泣いていた新入園児を、そっと見守っていたら、少しずつ遊びに入っていく姿が見られた話。

子ども同士の取り合いで、答えを大人が渡すのは簡単。でも、あえて待ってみたら、子どもなりに考えて動く姿が見られた話。

そして、自分ひとりではなく、周りの先生たちの関わりがあったから、その子を見守ることができたという話。

いろんなお声を聞かせていただきました。

子どもの力、周りの誰かの関わり、そして自分自身の意識。
それを言葉にしてみると、どれも当たり前に起こることではなかった。
だからこそ「ありがとう」が生まれるんだと、皆で分かち合えた時間だったのかもしれません。
 
 
自分と、子どもたち、先生たち、保護者の方々。
一つひとつの関わりがつながって生まれる「ありがとう」を、みんなが感じられる園。
そのような園を目指していかれるのだろうなと、とてもあたたかい気持ちになる時間でした。
きっと園の中が、そのような空気に包まれていくのだと思います。
 
 
今回あらためて思ったのは、答えは現場の先生たちの中にもうある、ということです。

ただ、日々の忙しさの中では、それをじっくり言葉にする時間も、お互いゆっくり聴き合う時間もなかなかありません。

こうして、問いを共有して、自分で言葉にして、お互い聴き合う時間の中で、
「そうか、私はこれを大事にしていたんだ」
「よし、これでやってみよう」
と気づき、自分の答えで動き出せる。

それが対話の力であり、コーチングの役割だと思っています。

光こども園の皆さん
ありがとうございました。