日本の教育の土台にもぜひトラストコーチングを!
教員だった頃の自分が、絶対に信じないだろう話。
先日、文部科学省の職員研修に、トラストコーチング代表、馬場 啓介コーチとともに、研修講師として登壇させていただきました。
「文部科学省」
教育現場にいた者として、学校で何度も耳にし、何度も口に出してきた言葉です。日本の教育行政の中枢を担う機関。そこで働いていらっしゃる皆さまは、日本の教育の土台を支えてくださっている方々であり、日本の子どもたちのことを日々真剣に考え続けてくださっている方々です。
これまでも多くの専門的な学びを重ねてこられた皆さまに、私が教員時代にはどうしても体現できなかった、子どもの心と成長の芽を守るためのコミュニケーションでもあるトラストコーチングを、お届けさせていただける日が来るなんて…。現場を離れてからずっとどこかにあった、自分がやってきた教育への後ろめたさが、少しだけ救われた時間でもありました。
終わってみればあっという間で、当日は目の前の時間に必死だったのですが、少し経って振り返るほどに、「とんでもないことをさせてもらったんだな」と、じわじわ実感しています。
教員時代、良かれと思って、悪気なんてもちろん微塵もなく、とにかく子どもたちのためと思って、自分の管理下で、自分の価値観で、自分の判断基準で、自分の正しさで、子どもたちに一方的に教え込んできました。どの教育が良いとか悪いとか、そういう話ではありません。自分がやってきたことを言葉にできたのも、トラストコーチングに出会ったからです。私の教育観がひっくり返るくらい衝撃だったのです。
コーチングは、答えを渡す関わりではありません。相手が自分の中にある答えにたどり着くのを、対話を通して信じて待つ関わりです。教えることに慣れているほど、これが難しい。私自身がまさにそうで、いまだに答えを渡す癖が出てしまう場面が多々あります。自分の思考の癖と向き合うには、それだけの時間がかかるのだと思います。
それでも、以前の教育観に戻りたいとは思えませんでした。かつての私のやり方が、子どもの人生の選択を邪魔していると気づいてしまったからです。
すべては相手の中に答えがある。ここが本当の意味で体感できていないと、無意識のうちに相手の人生の選択を邪魔してしまっていることに、気づけないのです。
私の人生に強烈な光を差してくれたトラストコーチングは、今、子どもたちにもお届けしています。2019年から全国のコーチ仲間と動き出し、今までに全国約200校、約13,000人の子どもたちに届けてきました。「すべての子どもたち」にはまだまだ程遠い。それでも、そこを目指して動いています。
今回の経験を通して、子どもたちに届くスピードももっともっと加速できるのかもしれない。そう思うと、これまで感じたことのない、胸の奥がぎゅっと熱くなる感覚でした。人生って面白いですね。
現場を離れたからこそ、より多くの子どもたちに届く道を選ばせていただけたのかもしれません。今はそう思っています。
私は、すべての子どもたちにコーチングを体感してもらいたい。
「そっか」「そう思ったんだね」「どうしたい?」と、受け止めて聞いてもらえる経験を、当たり前に持てること。そして自分の声を聞く力を、大人になる前に手にしていること。
そこに向かって、これからも一段ずつ、積み上げていきます。
学校現場にいる友達や、子どもたちにコーチングを届ける仲間から、文部科学省の皆さまにトラストコーチングを知っていただけたことを、喜んでくれるメッセージをもらいました。こうして応援してくれる人、喜んでくれる人が身近にいることに心から感謝しています。
こういう人間関係を築けているのも、トラストコーチングあってのことです。すべての人が温かい人間関係の中で、自分の人生の選択ができる世の中であってほしいなと願います。
貴重な機会をくださった皆さま、本当にありがとうございました。
#トラストコーチング
#鏡の中のぼく
